都会のオアシス
神奈川県横浜市の閑静な住宅街にあるお宅。庭を明るくきれいにしたいというのが施主のご希望。
- ①施工前
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コンクリートの駐車場が老朽化している。
また、樹木は鬱蒼としていてリビングに光が入っていなかった。 - ②既存解体
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コンクリートは意外に簡単に壊れたが、木の根が大きく移植に苦労した。
- ③アプローチ石下地コンクリート打設
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アルビノ(ブラジル石瑛岩)を貼るための下地コンクリートを打った。
ワイヤーメッシュを入れ頑丈に作る。
下地が出来てくると、だんだんと完成形が見えてくる。 - ④角柱立てこみ
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ウリン材の90ミリ角を使った。
角柱と角柱の間も90ミリ間隔で統一。
高さの設定は、現場で実際に仮置きしながら、何度も確認し決定した。 - ⑤小端積み(階段蹴上)
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アルビノの小端積みだ。
手間はかかるが、完成した時の繊細さはなかなかのものである。
石を一つ一つ割って、合わせて、積んでいく。 - ⑥御影石縁取り
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庭全体のレベルを上げたので、土留めが必要になった。
全体のイメージに合わせて、御影石を採用した。
御影は、初めは真っ白だが、年月を経て風化していく様にもまた趣きがある。 - ⑦小端積み水栓
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ウーライトの小端積み水栓。
ワイルドにかつ乱れすぎずのバランスが難しい。
水栓の位置や高さの設定を、完成後の全体のバランスを想像して決めていくことが重要だ。 - ⑧根府川石 飛び石配り
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コヤスケという石道具を使って割って合わせていく。
飛び石で一番重要なのは、人が歩きたくなるように配ること。
配りながら何度も何度も歩く。まだ見ぬ景色を想像しながら何度も何度も・・・。 - ⑨アプローチ乱石貼り
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アルビノの乱形貼りにした。
アルビノの黄色い色味は日陰の場所も明るく変えてくれる。
駐車場は大板の石に見立てたデザインのコンクリート打ちとする。